8月までのAI活用Webポートフォリオ構築スケジュール(職業訓練外)MEMO_DETAIL
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1. Pythonの基本理解(独習)
目標: Pythonの基本的な文法、データ構造、制御フローを理解する。
学習目安: 3日間(1日あたり2〜3時間)
- 開始日: 2025年6月23日(月)18:00
- 18:00〜21:00 の時間帯で集中して学習を進めます。
- 初日はAIとの対話に慣れる時間も考慮し、焦らず進めましょう。
学習内容
- 変数、データ型(文字列、数値、リスト、タプル、辞書、セット)
- 演算子
- 条件分岐(
if
,elif
,else
) - 繰り返し(
for
,while
) - 関数
- モジュールとパッケージの概念
学習方法
AIとの対話をメインに学習を進めます。
- 「Pythonの変数について教えて」「リストとタプルの違いは何ですか?」といった質問から始め、AIの回答を理解します。
- 基本的な概念を理解したら、「〜のようなプログラムをPythonで書いてください」と具体的な指示を出し、AIにコードを生成してもらいます。
- 生成されたコードを実際に動かし、動作を確認します。
- 理解できないコードやエラーが出た場合は、「このコードの意味を解説してください」「このエラーの原因は何ですか?」とAIに尋ねて、疑問点を解消します。
ポイント: AIに質問する際には、具体的に何を知りたいか、どのようなコードを生成してほしいかを明確に伝えることが重要です。AIの回答が常に正しいとは限らないため、必要に応じてオンラインチュートリアルや公式ドキュメントも参照する「副教材」として活用しましょう。
2. Flask習得(独習)
目標: Flaskの基本的な機能(ルーティング、テンプレート、リクエスト/レスポンス)を理解し、簡単なWebアプリケーションを構築できる。
学習目安: 10日間(1日あたり2〜3時間)
- 開始日: 2025年6月26日(木)18:00
- Pythonの基本理解の習熟度を見て、前後で調整しても構いません。
学習内容
- Flaskのインストールと環境構築
- ルーティングとビュー関数
- Jinja2テンプレートエンジンの使い方
- 静的ファイルの扱い方(CSS, JavaScriptなど)
- フォームの送信とデータ処理
- セッションとクッキーの扱い
学習方法
Pythonの基本と同様に、AIとの対話をメインに学習します。
- 「Flaskで最も簡単なWebアプリケーションのコードを教えて」「ルーティングとは何ですか?」といった基礎的な質問から始めます。
- 小さな機能ごとにAIにコードを生成してもらい、それを組み合わせていく形で学習を進めます。
- 例えば、「
/hello
というURLにアクセスしたらHello, World!
と表示されるFlaskアプリのコードを書いてください」といった具体的な指示を出します。 - テンプレートやフォーム処理など、Flask特有の概念についてもAIに解説を求め、サンプルコードを生成してもらいます。
- Flaskはドキュメントが充実しているので、AIの回答と合わせて公式ドキュメントも参照すると良いでしょう。
3. Flask実装とポートフォリオ連携(独習・実践)
目標: 既存のWeb制作物とFlaskを連携させ、ポートフォリオの一部として機能するアプリケーションを実装する。
学習目安: 14日〜20日間(1日あたり2〜3時間、必要に応じて期間を延長)
- 開始日: 2025年7月6日(日)18:00
- Flask習得の進捗状況を見て、開始日を調整してください。
実装フロー
- ポートフォリオのコンセプト再考: 既存のWeb制作物をFlaskでどのように動かすか、あるいはFlaskでどのような新しい機能を追加してポートフォリオとしての価値を高めるか、具体的にアイデアを出し、要件を定義します。
- AIとの連携: 実装したい機能のコードをAIに生成してもらう。生成されたコードを理解し、必要に応じて修正を加える。エラーが発生した場合、AIにエラーメッセージを渡し、解決策を尋ねる。
- データ連携(必要であれば): データベース(SQLiteなど)との連携が必要な場合は、Flask-SQLAlchemyなどの拡張機能の利用方法を学習し、実装します。
- フロントエンドとの統合: 既存のHTML/CSS/JavaScriptとFlaskのテンプレートを連携させ、動的なコンテンツを表示できるようにします。
- デプロイ検討(余裕があれば): 最終的にはHerokuやVercelなどのプラットフォームへのデプロイも視野に入れると、より実践的な経験となります。
進め方
- 職業訓練でのPython学習は、復習と基礎固めとして活用します。訓練で学んだ内容が、独習でのFlask実装にどう役立つかを意識しながら取り組むと良いでしょう。
- 週に数回、進捗確認と目標の見直しを行い、スケジュールを柔軟に調整します。
- ポートフォリオに組み込む機能を最小限からスタートし、徐々に機能を追加していくことで、挫折を防ぎ、着実に進めることができます。
AIを活用した学習のポイント
- 具体的な質問: 「〜について教えて」だけでなく、「〜のような処理を行うPythonコードを書いて」「このエラーメッセージの意味と解決策を教えて」など、具体的な質問をすることで、より的確な回答が得られます。
- 段階的な学習: 全ての機能を一度にAIに聞くのではなく、小さな機能単位で質問し、その都度理解を深めていくと効率的です。
- 試行錯誤: AIが生成したコードをそのまま鵜呑みにせず、実際に動かしてみて、エラーが出たらAIに再質問する、自分で修正を試みるなど、試行錯誤を繰り返すことが重要です。
- 情報の多角的な収集: AIの回答だけでなく、公式ドキュメント、他のチュートリアルサイト、Stack Overflowなどのコミュニティも参考にすることで、より正確な情報を得られます。